人口減少の時代、各地域がもつ課題は多岐にわたります。そして、それぞれが悩んでいる。また、政府・県・市町村の基礎自治体だけでは解決できない事が多いです。
そうした時に、民間の力をどう活用し、どう協力していただくかということが重要になってきます。この地域課題解決のための良質で戦略的な関係構築の手法を総称してGovernment Relations = GR と呼ぶそうです。この「GR」をすでに実践されている首長、企業、個人が150人も集う「日本GRサミット2024」に参加してきました。日本をよくしよう!地域をよくしよう!という強い想いをもったメンバーが全国各地から集いました。
中でも熊谷俊人 千葉県知事や、鈴木周也 全国青年市長会会長らが登壇されたメインセッションには感銘を受けました。官民連携について、共通して皆さんが仰っていたのは、「大きなことではなく、小さな成功事例を作ることがとても大事」ということでした。ビジネスでも、スモールスタートという言葉がありますが、似ていると感じました。登壇された首長の方から様々な事例を伺い、尾道での取り組みに活かすことができないか思案を巡らせた1時間でした。
詳しい内容は、こちらの記事をご確認ください。
また新たな「GR」の手法であるパブリックアフェアーズについても伺いました。日々進歩する技術を背景に創造性の高い事業が多く輩出されている今日、旧態依然とした法令との新たな向き合い方が議論されているそうです。黎明期から実践してきたトップランナーが登壇し、経験とナレッジについて学びました。
登壇された藤井さんの「特定の業界団体や声の大きい人の意見が政策に反映されるなど政策決定過程が歪んでいる側面もある」という発言は非常に納得するものがありました。透明性高く、良い政策を多くの人を巻き込んで作っていきたいと感じました。
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この「日本GRサミット2024」を運営するのが、一般社団法人日本GR協会。私はオフィサーとして参加しております。下の写真は、なかなかリアルで会えない協会の仲間たちと記念撮影。この後の打ち上げでは熱い議論を交わしました。こうした交流を通し、刺激を受け、学んだことを尾道にも活かしていきたいと思っています。