今年も行ってきました。
自治体・公共Week【地方創生EXPO】
このイベントは毎年この時期に開催されるのですが、全国から自治体職員、議員ほか関係者が集まり、新しい製品・サービス、他の自治体の取り組みなど情報収集するイベントになっています。
私は初日のみの参加となりましたが、今回も大いなる学びと刺激を受けました。
印象に残ったものとしては
〇妊娠・出産・子育てのメンタルケアサービス(オンライン)
広島県府中市は導入済
〇自動運転、実証実験のデモ
自動運転支援のための、路車協調システム
〇使用済み紙おむつバイオマス燃料化装置
(写真がなくて申し訳ありません!)
〇防災訓練にスポーツの要素を取り入れた取り組み
〇カーボンニュートラルアドバイザー、
防災士会の取組について
〇水位管理、熱中症管理、獣害対策の広域通信網構築
(岡山県浅口市の事例)などです。
弊社が加盟する「熱意ある地方創生ベンチャー連合」も元気にブース出展していました。
また、読売テレビ時代、スポーツ中継で共に働いた日本テレビの仲間が、まちづくりプロジェクトを立ち上げており、嬉しい再会を果たすことができました。
いつも楽しみにしている講演、今回印象に残ったのは
「山形県長井市 デジタル推進室長 小倉氏」のお話です。
小倉氏は、NTT東日本の社員でありながら2018年以降、内閣府の地方創生人材の仕組みを使い長井市に週1回勤務されています。その間、デジタル推進室を設置し、各部門の若手職員にデジタル推進室への兼務併任辞令を出し、庁内横断組織を組成。内閣府の地方創生交付金事業では、5年総額8.2億円の事業採択を受けるという成果をあげられています。
具体的な事例としては
①バスの乗降データ収集をもとに、バス停の廃止、時間変更、ルート変更。効率化をはかり利便性を向上
②デジタル地域通貨を作ることで、市民、事業者、行政、三方よしの仕組みを構築
③超獣害対策のDXにより、通報件数を10倍増加
など、興味深いものばかりでした。
私はこの2年間、熱意ある地方創生ベンチャー連合、日本GR協会に参加して、自治体と民間とが共に協力し、まちづくりをしている事例をたくさん見てきました。
これからの時代、行政だけでまちづくりをするのは正直難しいです。
民間の力を大いに活用する必要があります。
そのためには、世の中で何が起こっているのか、他の自治体の好事例は何か、目利きをする眼力をもつこと、何かあった時に対応できるネットワークをもつことが重要だと感じています。
年に一回の「地方創生EXPO」は、気持ちを新たにさせてくれるイベントです。
尾道のために尽くせるよう、精進していこうと思った一日となりました。