尾道市の最北、御調町にある温泉宿泊施設「天然温泉 尾道ふれあいの里」でトークイベントを開催しました。
尾道市外の方にはなかなか読み方も難しい、と言われるこの地名は、『みつぎ』と読みます。北の宇根山脈と南の木頃山脈に挟まれ、森林の面積が約75%、 西から東へ芦田川支流の御調川が流れ、一面に田園の広がる、自然豊かな地域です。
御調について
「御調(みつぎ)」の名称は、古代の備後国御調郡から続く古い歴史を持つもので、郡域は現在の尾道市、三原市、世羅町、府中市を含む広範囲のものでした。
古代から近世の御調は、古代山陽道と銀山街道が交差し、宿場町として栄え、寺社・城跡などが多く残る歴史を持っています。
また、公立みつぎ総合病院を核とした、保健・医療・介護・福祉の連携・統合システム(地域包括ケアシステム)を構築し、先進的な取り組みが全国的に注目されています。
今回、御調について考えるこのイベントを主催させていただいた理由は、文中にも書いていきますが、私自身が御調という場所に大きなポテンシャルを感じているからです。“尾道”というと、旧市街地やしまなみ海道エリアが注目されがちですが、実はここ御調は、圧倒的な魅力をもつエリアなのです。